2016年9月27日火曜日

秋を楽しむ盆栽





  深山海棠 樹齢約35年
  屋久島ススキ
  真柏      樹齢約50年

9月22日で秋分となり、これより徐々に昼より夜の時間が長くなっていきます。
暑さ寒さも彼岸までというように、しばらくは過ごしやすい気候が続き、秋が深まってゆきます。

深山海棠の実もだいぶ色づいてきました。
バラ科でリンゴの仲間のカイドウは、春に咲く薄ピンクの花も可愛らしく、
秋の実姿と2度楽しめる人気の樹種です。

15日は中秋の名月、十五夜です。お月見にはススキは欠かせません。
屋久島ススキは早咲きの部類で、ちゃんと十五夜に穂を出してくれました。
他の種類は翌月の十三夜には穂を出してくれるでしょう。

真柏も残暑を越え、秋雨にしっとりと葉を濡らして気持ち良さそうに見えます。
真夏の間、一時休眠状態になって暑さをやり過ごした後、これから冬の寒さ厳しくなるまでにまた成長を始めます。
冬を乗り切るために力を蓄えるのです。

台風が多いのは困りますが、秋はこれから食欲の秋、芸術の秋と、楽しみがいっぱいです。
秋の夜長を満喫できますね。




2016年8月8日月曜日

店内の盆栽が新しくなりました




深山海堂  樹齢約25年

姫孟宗竹

真柏  樹齢約40年


8月7日で立秋となり暦の上では秋の始まりです。
まだまだ暑さ厳しく残暑ですが、夏は終わります。
異常気象や温暖化の影響で昔の季節感とはかなりの相違がでているのが現状です。

深山海堂の青実はこれから少しずつ赤みづいていきます。
秋の装いになり始める頃です。
おそらく9月後半には、すっかり赤くなっていることでしょう。


七夕といえば7月7日の行事と思うでしょう。
しかし、本来は旧暦に合わせた秋の行事で、今年は8月9日がその日です。
竹の葉も7月に比べるとだいぶそろってきて良い調子ですし、おそらく夜空の星も8月のほうがよく見えるはずです。

真柏は夏の間にしっかりと力を蓄えて、いきいきとして見えます。
自然味のある石付きの創作をしていて、尾根に立つ姿や岩盤に根をおろして生きる姿などを想像できます。
暑い日々が続いていても、秋になれば残暑といいます。

暦の上と言わずに、微かな秋の気配を見つけてみましょう。

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」

秋の気配を探るのも暑さを紛らわすのに良いのかも知れません。

株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵


2016年7月26日火曜日

懐食みちば 調理スタッフ募集のお知らせ



調理スタッフ募集
将来自分の店を持つという夢に向かって頑張る人を応援します!

自分達の作った料理がどのような形でお客様に提供されるか…またお客様の美味しいという言葉を直に聞くことの喜びを実感できます。

給与:基本給+能力給。
キャリアアップ制度あり。
調理師免許、フグ免許取得の為の奨励金など。
※フロア研修など様々な店舗の仕事を経験していただきます。

詳しくはお電話でお気軽にお問い合わせください。
TEL : 03-5537-6300
受付時間:営業時間内、月曜定休
http://www.kaishoku-michiba.jp

懐食みちば
〒104-0061 東京都中央区銀座6-9-9かねまつビル8F
TEL:03-5537-6300

2016年7月20日水曜日

懐食みちば|2016年 7月のランチ

懐食みちば7月のランチについて森川料理長が解説致します。

2016年7月5日火曜日

店内の盆栽が変わりました。


     真柏 樹齢約50年
     ギボウシ
     姫孟宗竹 

7月7日は24節気の小暑、そして五節句のひとつ七夕です。
梅雨明けも間近となり、暑い夏が訪れます。

七夕は豊作を祖霊に祈るお盆行事の一部でもあり、笹は精霊が宿る依り代とされてきました。
願い事を短冊に書いて笹の葉に吊るし、星にお祈りするのも中国伝来のものと
日本文化が合わせてできたものです。

姫孟宗竹は元来の孟宗竹に比べて太くならず、高く大きく伸び過ぎることもない、
盆栽に適した種類です。手もとで七夕飾りを楽しむにはこれが一番といえます。
ただし、本来の竹の成長を考えると7月ではまだ葉がそろわず、
やはり8月の旧暦七夕に合わせた頃が最適です。

ギボウシは漢字で書くと擬宝珠。橋の欄干や武道館の玉葱みたいなあの形。
花茎を伸ばした先の蕾の形が似ていることからついた名前です。
山野の木陰でそっと咲く姿、薄紫色の花はとても清楚です。

舎利といわれる木の芯が残ってできた白い部分が、鋭いキバのように伸びています。
おそらく崖で生きていた真柏が強風か落石でへし折られたのでしょう。
そんな厳しい環境で生きてきた真柏も、今は夏の太陽の下、葉を伸ばし力を蓄えています。

七夕は本来は旧暦の行事です。
今は梅雨の晴れ間を期待しましょう。もしも雨や曇りでも 8月9日の旧七夕にお願いすれば大丈夫。
その頃にはきっと、満天の星空で、織姫と彦星も会うことができるでしょう。






2016年6月16日木曜日

盆栽の飾り替えをいたしました





     桧寄せ植え 樹齢約40年
     錦糸南天 樹齢約20年
     山香ばし 樹齢約25年

6月21日は夏至になります。太陽が一番高い位置にあり、北半球は昼が一番長くなる日です。
とはいえ梅雨の真っ最中で、なかなか実感できない頃でしょう。

雨に煙る山中に、山香ばしの瑞々しい若葉も美しく、スルスルと伸びてゆきます。
枝葉を切ると独特な香りがすることでついた名です。
秋には黄色からオレンジ色に紅葉して、四季を通して楽しませてくれます。


南天は『難を転じて福と為す』といって正月飾りにも使われ、
真っ赤に紅葉した葉と赤い実が美しく、江戸時代の頃から親しまれてきました。
変異品種も開発され、この葉が細い糸のようになる錦糸南天も古典園芸です。
南天の白い花は仲夏の季語になっています。


桧林を思わせる寄せ植え造りの盆栽です。
桧の歴史は古く、弥生時代から桧の材木は随一とされ、神社仏閣の多くにヒノキ材が使われています。
よって桧の人工林は多く点在しており、里山の原風景を感じられます。
雨水が滴りしっとりとなった桧の林は、日本の梅雨の景色とも言えるでしょう。


梅雨の時期、長雨が鬱陶しくなるもの。
そんな時は草木の潤いを見て、じっと雨垂れの音に耳を傾けるのも良いものです。
この雨が夏の水不足にならないための大切な恵みでもあるのです。

株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2016年5月10日火曜日

盆栽の飾り替えをいたしました



左から
       真柏 樹齢約45年
       麦寄せ植え
       いちょう 樹齢約40年

5月5日は24節気のうち夏の第一節気"立夏"となります。
そして五節句のひとつ"端午の節句"でもあります。
ゴールデンウイークの中に埋もれてしまいがちですが、大事な季節の節目です。

新緑の季節、いちょうも新葉が出てきました。
いちょうと言うと明治神宮周辺のいちょう並木を想像する方も多いでしょう。
綺麗に黄葉しているところや銀杏を落している光景は憶えていても、
なかなか新葉のいちょうを見る機会は少ないかも知れません。
植物の中でも進化が進まず、生きた化石と言われることを知らない方も多いでしょう。

麦はこれからしばらくすると収穫期を迎えます。
"麦の秋"という季語もちょうどこれからの季節を表しています。
麦畑を見る機会は少ないかも知れませんが、初夏の爽やかな風にさやさやとそよぐ
黄金色の麦の絨毯はさぞ美しいのでしょう。

真柏は変わらぬように見えて、ちゃんと新葉を伸ばしています。
とは言え、真柏の一番の見所は幹や舎利の動きでしょう。
白い舎利と絡むように捻転する幹模様は龍のように見えて、
その厳しさと美しさを感じさせます。

ここから梅雨の前までが初夏にあたり、1番心地良い陽気でしょう。
山に入って時鳥の声を聴き、野に入って卯の花をみたら、
海へ行って鰹を食べる。なにせ出掛けたくなる季節です。

株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵