2013年4月30日火曜日

季節の移り変わりをお楽しみください


店内の盆栽飾りが新しくなりました。
是非お楽しみください。
----------
欅(けやき)   樹齢約30年
小手毬(こでまり) 
檜(ひのき) 樹齢約40年

卯月も過ぎ五月五日になれば夏。
二十四節気の「立夏」になり、また、この日は端午の節句でもあります。
鯉幟を立てて菖蒲湯に入り、粽(ちまき)や柏餅を食べます。
菖蒲と「尚武」(武を尚ぶ)をかけて、男の子のお祝いの日とされています。
旧暦と新暦の差で菖蒲の花を楽しめるのは、ひと月先になりますが木々の枝葉は幼子の成長のように
勢い良く伸びています。
<欅>の新芽の成長も凄まじく、数日、目を離せば二、三節、先に伸び、木が二周りも大きくなったように見える程です。この時期の欅は出たばかりの薄葉で覆われ爽やかで生命力に溢れ眩いばかりです。
<小手毬>は名のごとく小さな手毬のような花姿が可愛らしく庭木や切り花としても人気の花ものです。
中国原産の帰化植物で江戸時代から親しまれ「鈴掛・すずかけ」の古名があります。
枝々に鈴なりに咲く姿は素晴らしいものです。
<檜>も芽が動き出し常緑ながらも新陳代謝して行く頃です。古くから材として重用された木で
日本書紀にも宮殿には檜を使いなさいと記されています。古から日本の風土に欠かせぬ木であったと云えます。澄みきった青空に鯉が泳ぐ姿は夏の到来を知らせる幟でもあります。
行く春、来る夏、人の世も植物達にも季節の移り変わりを楽しく見てとれます。

株式会社 エスキューブ
銀座 雨竹庵

2013年4月15日月曜日

旬のお料理を盆栽が奏でる季節を感じながらおたのしみください



店内の盆栽が新しくなりました。
盆栽の解説と合わせて、お楽しみください。

----------------------------

楓寄植え 樹齢約35年
丹頂草
真柏 樹齢約50年

4月20日は二十四節気の「穀雨」にあたります。暖かい春の雨が穀物や若葉に、恵みとなり
降り注ぎ大地を育みます。
<楓>の若葉にも春の雨がキラキラと珠のように光って見えます。
ひと月前は枯れ木立だった楓も、すっかり葉で覆われました。まだ開いたばかりの若葉は透けるように薄く春風にでも破れてしまいそうです。
<丹頂草>は手で開いたような葉の間から、茎を伸ばした先に白い小花を密にして咲く姿から
丹頂鶴に見立てて名付けられました。小花の雄蕊の花芯が赤く見えるのも、丹頂鶴を連想させるのでしょう。若葉と合いまって、とても清々しく可愛らしい姿です。
深山に生きる<真柏>も春雨を細かい葉に受け、実に水々しく見えます。
この季節、朧月にしっとりと佇む姿が目に浮かびます。
桜の花が終り、いよいよ春の盛りとなり様々な草木が萌え出る季節です。巷を見れば、
初々しい若者達がスーツを着て歩いています。自然界も人の社会も清々しい風が通る様です。

株式会社 エスキューブ
銀座 雨竹庵

2013年4月1日月曜日

春の陽気を感じる盆栽、お楽しみください。



枝垂れ桜 松樹齢 約25年 

草木瓜 

五葉 松樹齢 約50年


4月5日は24節気の「清明」にあたります。
天地の全てが清らかで明るい様をしています。
新しく水々しい生命の輝きが大地を覆っています。
春もたけなわ、今年は特に急ぎ足の春でした。
桜はすっかり葉桜です。
花吹雪、散り桜、花筏、散り際の桜が一番美しいと云われるのも、
日本人の中の物の哀れを想う心があるからでしょうか。
木瓜や長寿梅の仲間の「草木瓜」は日本の固有種です。
山野の日当たりの良い所に群生します。
春の陽気に新葉と共に花を咲かせています。
低く地を這うように生きる小さな命も光輝いて見えます。
岩山に根を張り、強風を耐えて来たような五葉松も、クリクリと可愛らしい新芽を見せてきました。
太陽の力を新芽に注ぎ、やがてフサフサの葉が開きます。
やがて行く春を惜しみつつも、新しい生命の輝き溢れ、季節は初夏へと向かいます。


株式会社 エスキューブ
銀座 雨竹庵