2015年12月28日月曜日

盆栽の飾り替えをいたしました

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。





上から、
ヤブツバキ 樹齢約25年
長寿梅   樹齢約15年
五葉松   樹齢約70年

12月22日で冬至となり日照時間が最も短くなる日です。
この日を境にまた日照時間が長くなり始めることから、「一陽来復」といって太陽が力をよみがえらせる日とされ、
陰から陽へと運気が上昇する起点とされています。

色彩が少なくなる冬の間も常盤の緑を保つ松、その中でも五葉松は短くつまった葉と扇型に美しく開く葉芽で、能舞台の背景にある鏡板に描かれた老松の様に壮大にして優雅な姿に近いものがあります。

長寿梅は梅ではなく草木瓜の仲間です。一斉に咲くのではなく、ポツリポツリと咲いては散り、
また咲くといった具合から長寿の名がつき、梅の様に際立って花形が良いといわれたことから、長寿梅となったようです。
縁起の良い名前も人気の秘訣です。

やぶ椿は雪でも降ろうかという寒さの中、蕾を膨らませ咲き始めています。
日本原産のヤブツバキはこの寒さの中咲くことと、日陰でもちゃんと育ち花芽をつけるので、
海外でも人気があり沢山の品種が開発されています。

いよいよ今年も最後の飾りとなりました。すでに新年用の盆栽も準備しております。

ゆく年くる年、良いお年をお迎えください。


株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年12月14日月曜日

盆栽の飾り替えをいたしました

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。







上から、
キンズ 樹齢約30年
南天とヤブコウジの寄せ
真柏  樹齢約70年

12月7日で24節気の大雪となります。
寒さが日に日に厳しくなり、山々だけでなく平地にも雪が降り出す頃となります。
いよいよ冬本番というところでしょうか。

真柏も自然界に生きていれば、今頃は山奥で雪に覆われていたり、もしくは吹雪きにあっているのかも知れません。
考えようによっては、こうして鉢に植えられ水も肥料も貰える環境にいることは、樹にとっては幸せなことです。

南天はきれいに紅葉し、ヤブコウジは足元で可愛らしい赤い実を見せています。
「難を転ずる」といって正月飾りの縁起物としても使われ、ヤブコウジも別名「十両」といって、千両、万両と並んで重宝されています。

キンズはマメキンカンとも言われるキンカンの仲間です。
これから柑橘系が旬となり、22日の冬至の柚子湯はご存知でしょうし、中国ではキンカンを「福徳」「黄金」「子孫繁栄」の象徴として飾るようです。
いずれにせよ、冬の彩色少ない時期に常緑と黄色い実姿は温かみがあって嬉しいものです。

師走となり、街の雰囲気もせわしなくなっているようです。
盆栽を見てひと息いれていただければ幸いです。



株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年12月9日水曜日

クリスマスランチと年末年始のお知らせ

好評につき今年も
和食レストランのクリスマス
12月18日(金)~25日(金)まで
ランチ 6,000円(税別)をご用意しております。

年始の特別な
河豚 又は クエコース
1月7日(木)夜~31日(金)まで
お年玉価格 10,000円(税別)
年内は12月30日(水)まで
新年は1月7日(木)夜より営業いたします。

懐食みちば|12月のランチとクリスマスメニュー

懐食みちば12月のランチについて森川料理長が解説致します。
脂の乗ったブリをはじめ冬ならではの献立をご用意いたしております。

2015年11月30日月曜日

盆栽を飾り替えいたしました

師走の訪れを感じる盆栽たちです。
是非お食事と共にお楽しみください。





上から
真柏石付き 樹齢約50年
風知草
冬椿    樹齢約35年

11月23日で小雪となり、12月7日には大雪となります。
寒さが日に日に厳しくなり、山々だけでなく平地にも雪が降り出す頃となります。

冬椿は雪でも降ろうかという寒さの中、蕾を膨らませ咲き始めています。
サザンカも同じツバキ科の植物ですが、散り方など若干の違いがあります。
ともあれこの寒さの中咲くことと、日陰でもちゃんと育ち花芽をつけるので、海外でも人気があり沢山の品種が開発されています。

風知草も春の萌え出でる頃から秋の穂をあげた姿まで目を楽しませてくれましたが、最後に綺麗な紅葉を見せてくれています。
まもなく冬枯れしてしまえば元から刈取り、冬の間は休眠状態になります。

真柏の石付きは原生する姿そのままを表現しているようです。
とはいえ、現在の山の真柏は雪に覆われていたり、寒さで緑の葉が茶色く変色していることでしょう。
鉢の中で人の管理に置かれていることは、とりようによっては樹にとって幸せなことかも知れません。

いよいよ本格的に寒さが厳しくなってゆきます。
熊などの冬眠する動物は眠りにつきます。

人間もコタツなどの暖房器具を引っ張り出してきて、そこから離れられなくなってしまう事象が発生する頃でしょうか。



株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年11月13日金曜日

盆栽の飾り替えをいたしました

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。










































上から、
黒松  樹齢約50年
野紺菊
紫式部 樹齢約20年

11月8日で立冬を迎え、季節は冬となります。
とはいえまだ秋の名残りが感じられ、晴れた日などは行楽日よりといえる暖かさ、かと思えば冷たい時雨があったりとそうこうしながら冬が深まって行くのでしょう。

紫式部は木枯らしにあって落葉し、枝々の実があらわになり紫色が誠に美しく見えます。
平安時代の美人作家の名を戴いたこの植物は、紫色の実をびっしりとつけることから「紫敷き実」と呼ばれていたものが、
いつからかその美しい色合いと気品のある姿から、そう呼ばれるようになったようです。

道端から渓流の側にまで広範囲に生息する野紺菊は最も一般的に見ることができる野菊でしょう。
成長が早く丈夫で地下茎をどんどん伸ばし、あちらこちらに芽吹くので容易に群生してゆきます。
春のサクラに対して秋の花の代表となる菊は皇室の家紋にも使われており、日本には欠かすことのできない花ものです。

黒松も今年の新葉が硬くぴんと立ち上がり実に清々しく見えます。
周りの樹々が落葉してゆく中、常盤の緑をより冴えわたらせて、真打ち登場と言わんばかりの凛々しい姿です。

海辺に生きる黒松は防風林などのため古くから植林され、日本の百景にも選ばれている松原がいくつかあります。
三保の松原に、陸前高田の高田松原もそうです。
風を感じる姿は自然の景そのままです。

冬が立つ、正にここから立春までが冬となります。
ただ冬の本番はもう少し先、今は備えを万全にする時なのでしょう。
備えが過ぎてか過食気味になるのは、食べ物が美味しい季節のせいでしょうか。




       

株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年11月6日金曜日

盆栽の飾りがえをいたしました

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。








上から、
真柏      樹齢約60年
ススキ
ツルウメモドキ 樹齢約40年

10月24日で24節気の霜降となり、秋最後の節気、次は11月8日の立冬で暦の上では冬が始まります。
霜が降りる現象は空気中の水蒸気が地表近くで凍るために起こり、上空で凍ると雪になります。
とはいえ、霜が降るにはまだもう少し先のようです。

日当たりの良い林などに自生するツルウメモドキは、その名にあるように他の植物に巻きついて上に伸び成長します。
晩秋の頃、黄色い実が裂けて中の赤い種を見せる姿はとても可愛らしく、生け花などにも使われています。
冬になって枝いっぱい赤く色づくことから、ウメモドキの名を頂いているのでしょう。

25日は十三夜でした。十五夜の中秋の名月と共に後の月も見ることは、秋の月見で忘れてはいけないことでしょう。
ススキの穂も終わりに近くなりましたが、これもまた晩秋の雰囲気があり良いものです。

真柏の根元立ち上がりの幹は捻転して、もの凄い力をためているように見えます。
重たい雪が枝々にのしかかっても、強力な風がすべてを吹き飛ばそうとしても、しっかと根を張り、不動の姿勢を見せています。
厳しい冬を目前にして、気持ち葉がキリッとしまってきた印象があります。

過ぎ行く秋を感じつつ、後に控える厳しい冬に備えて植物も動物も人間も、いそいそと支度に追われるようです。

そうして秋はいつも足早に去っていくようです。


       

株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年10月20日火曜日

盆栽の飾り替えをいたしました

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。






上から、

姫柿  樹齢約30年
フジバカマと野菊の寄せ
五葉松 樹齢約50年

--------------------------------------------------------------------

秋の彼岸が明けて中秋も過ぎ、後一週間もすれば寒露になります。
いよいよ秋深まるといったところでしょうか。実物はそろって色づき始めています。

山ぶどうも濃い紫色を更に深めています。
ぶどうは秋の味覚のひとつでもあり、また昨今はボジョレーヌーボーの解禁などでも話題になっています。
山ぶどうはそれらの栽培品種とは違いますが、近年では山ぶどうからワインやジャムを作っているところもあるようです。
野生種の方がよりポリフェノールを多く含んでいるとのことです。

糸すすきの穂はまだ上がってきませんが、その葉姿だけでも十分絵になるものです。
10月25日の十三夜の頃には穂を出してくれていることでしょう。お月見は十五夜と十三夜の両方の月を見るのが良いといわれます。
片見月にならぬように気をつけましょう。

五葉松もようやく解禁といったところでしょうか。

春に出た新葉が夏の間しっかり光を浴びて、柔らかかった若葉は今やピンと硬くしまってきました。
盆栽を学び、彼岸を過ぎたら飾れると師匠に教えられてきましたので、
盆栽人の中では彼岸を過ぎたら五葉松解禁という、ほんの少しだけ心踊る頃であります。

秋深まり、実が熟し紅葉が始まり、山々は錦に色づき始めます。
動物たちは冬に備えて懸命に蓄えて、魚も脂がのって美味い時期です。

食欲の秋に芸術の秋と私たちもある意味肥えていきそうです。
スポーツの秋とはそういう意味も含んでいるのでしょうか。



       

株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年10月2日金曜日

盆栽の飾り替えをいたしました

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。




上から
  山ぶどう 樹齢約20年
  糸すすき
  五葉松  樹齢約80年

秋の彼岸が明けて中秋も過ぎ、後一週間もすれば寒露になります。
いよいよ秋深まるといったところでしょうか。実物はそろって色づき始めています。

山ぶどうも濃い紫色を更に深めています。
ぶどうは秋の味覚のひとつでもあり、また昨今はボジョレーヌーボーの解禁などでも話題になっています。
山ぶどうはそれらの栽培品種とは違いますが、近年では山ぶどうからワインやジャムを作っているところもあるようです。
野生種の方がよりポリフェノールを多く含んでいるとのことです。

糸すすきの穂はまだ上がってきませんが、その葉姿だけでも十分絵になるものです。
10月25日の十三夜の頃には穂を出してくれていることでしょう。お月見は十五夜と十三夜の両方の月を見るのが良いといわれます。
片見月にならぬように気をつけましょう。

五葉松もようやく解禁といったところでしょうか。

春に出た新葉が夏の間しっかり光を浴びて、柔らかかった若葉は今やピンと硬くしまってきました。
盆栽を学び、彼岸を過ぎたら飾れると師匠に教えられてきましたので、
盆栽人の中では彼岸を過ぎたら五葉松解禁という、ほんの少しだけ心踊る頃であります。

秋深まり、実が熟し紅葉が始まり、山々は錦に色づき始めます。
動物たちは冬に備えて懸命に蓄えて、魚も脂がのって美味い時期です。

食欲の秋に芸術の秋と私たちもある意味肥えていきそうです。
スポーツの秋とはそういう意味も含んでいるのでしょうか。



       

株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年9月24日木曜日

盆栽の飾り替えをいたしました

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。






上から、
姫柿      樹齢約25年
風知草と野菊の寄せ
葉うちわもみじ 樹齢約30年

9月23日で秋分となり、これより徐々に昼より夜の時間が長くなっていきます。
暑さ寒さも彼岸までというように、しばらくは過ごしやすい気候が続き、秋が深まってゆきます。

葉うちわもみじも夏の熱によって葉焼けする危機からようやく脱して、ホッとしているのかも知れません。
これから紅葉するまで、しっかりと光合成してやがて来る冬に備えて力を蓄えます。
紅葉は10月末から11月にかけて、夜の気温がぐっと冷え込んだ時期になるでしょう。

9月9日は重陽の節句でした。
別名に菊の節句とも言います。菊の花はこれから咲くことでしょうが、
そこは旧暦との差がひと月程あるということをご理解頂けると助かります。

重陽の節句に菊の花を愛でるのは、古くは中国から来た文化であり、
酒に菊の花を浮かべて飲み干せば長寿が得られるとの伝えがあるようです。
姫柿の実はまだ青々としていますが、これから赤く色づいてくることでしょう。

これも昔中国から持ち込まれたものですが、柿渋を採取するためにと、鑑賞用として渡来したようです。
渋が強いのと、果肉より種が占める割合が多いので、食用には向きませんので悪しからず。

台風が多いのは困りますが、秋はこれから食欲の秋、芸術の秋と、楽しみがいっぱいです。

秋の夜長を満喫できますね。



株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年9月10日木曜日

盆栽の飾り替えをいたしました

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。





上から、
  アメリカヅタ  樹齢約20年
  風知草
  真柏  樹齢約60年

残暑も収まり、特に朝晩はだいぶ涼しくなってきました。暦は9月8日で白露を迎えます。
朝早く外に出ると草花に、車のガラスに、真っ白になるほど露が降りています。
草木にとってはこの露が夏を乗り切ったご褒美のように感じていることでしょう。

真柏の細かい葉にもびっしりと露が降りて、緑が鮮やかに瑞々しく見えます。
白骨化したような白い舎利といわれる部分が露わになり、この樹が生きてきた環境の厳しさが分かります。
山の秋は短く、後には厳しい冬が待っています。

夏の間、涼を演出してくれた風知草も今は穂が上がり、秋の風情を見せています。
これからは秋雨前線が下りてきて、台風もやってくる季節になります。
風と雨で穂や葉が倒れてしまわないように保護してあげれば、晩秋の頃には紅葉も楽しめます。

アメリカヅタは早くも紅葉を始めています。モミジやケヤキに比べて葉が薄いせいでしょう。
ここのところ晴れ間がなく薄寒い日が続いたせいでしょうが、
本当の寒さがこない内に紅葉を始めると中々鮮やかな赤にならないで落葉してしまうのですが、
秋の風情を早めにお届けできるので、良しとします。

徐々に秋の気配が感じられるようになってきました。
長雨は困りますが、秋の夜長をしっとりと楽しめるのも風情があって良いのかも知れません。



株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年8月24日月曜日

盆栽の飾り替えをいたしました

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。









左から
  イワシデ  樹齢約40年
  姫孟宗竹
  吊花まゆみ 樹齢約20年



8月23日で秋の2つ目になる節気である処暑を迎えます。

朝夕には涼しさを感じられてくる頃でしょうか。
しかし、まだまだ残暑厳しい季節が続きます。


吊花まゆみは名の通り、まるでくす玉のように実が吊り下がっています。

この実はこれから徐々にピンク色に色づいていき、
秋深まる頃にぱっと開いて中の赤い種子を見せてくれます。

本当に可愛らしいくす玉のようで、女性にも人気ある種類です。

まだ青実ですが、風で揺すられる姿は見ていてとても涼やかです。



8月20日は旧暦の七夕でした。
笹の葉さらさら〜と七夕に因んで姫孟宗竹を飾ります。

本来、七夕は旧暦の行事ですから、
梅雨時期とは違い、星空が綺麗に見えることでしょう。


イワシデは山の岩場などに生きるシデ科の仲間です。
他のシデ類に比べて、樹高や葉が小さいことから別名「コシデ」とも呼ばれています。

あまり見かけることの少ない樹ですが、
葉が小さく枝が密にできる特徴は盆栽に最適であり、人気の樹種です。


季節は風が運んでくるものです。
枝葉を揺さぶる野分けが吹いて、これから徐々に秋めいてゆきます。


株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年8月14日金曜日

老舗Barとコラボの15周年記念カクテル

懐食みちばの15周年を記念して、期間中ご来店の皆様に日本酒をベースにした特別なウエルカムドリンクを無料でサービスしております。霞ヶ関にある老舗Bar「GASLIGHT」のバーテンダー、井口法之さんの Fu-Rin [風林]。さっぱりとした純米酒にプラムのリキュールを合わせた爽やかな味わいのカクテルです。また同じく[GASLIGHT]の女性バーテンダー、高橋直美さんのブルーベリーとローズマリーのユニークなノンアルコールカクテル、Saiwai [彩祝]もご用意いたしました。(こちらは有料となります)

GASLIGHTホームページ:http://www.bar-gaslight.com/

Fu-Rin [風林]
GASLIGHT 井口法之




Saiwai [彩祝]
GASLIGHT 橋直美




GASLIGHTにて

右から
井口法之さん
懐食みちば女将
高橋直子さん

2015年8月12日水曜日

盆栽を飾り替えいたしました


店内の盆栽を飾り替えいたしました。
盛夏のメニューと共に、是非お楽しみください。


左から
コナラ  樹齢約30年
小判草
真柏   樹齢約50年

----------------------------------------------

8月8日は立秋、暦の上では秋の始まりです。
まだまだ暑さ厳しく残暑ですが、夏は終わります。
異常気象や温暖化の影響で昔の季節感とはかなりの相違がでているのが現状です。

コナラの枝先にはどんぐりがついています。
まだ青々していて青葉に紛れていますが、たしかに秋が来ていると感じさせてくれます。

小判草も穂が実り風にさわさわと揺れています。
小判草にも色々と種類があり、これは宿根小判草、ワイルドオーツともいわれるものです。
原産は北アメリカで、ハーブとしても使われるようです。

真柏は夏の間にしっかりと力を蓄えて、いきいきとして見えます。
懸崖樹形といって、字のごとく崖に懸かるように見せる形をしていて、真柏の自生さながらの雰囲気を感じられます。

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」
秋の気配を探るのも暑さを紛らわすのに良いのかも知れません。
株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年8月10日月曜日

読売新聞に道場六三郎の記事が掲載されました。

読売新聞に道場六三郎の記事が掲載されました。
是非ご覧ください。


2015年7月15日水曜日

盛夏の盆栽をお楽しみください

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。








左から
いちじく 樹齢約15年
夜叉ぜんまい
夏ツタ  樹齢約40年

----------------------------------------------

7月23日は24節気の大暑にあたります。

1年の中で一番暑い頃、夏の盛りです。

土用の丑の日は24日、うなぎにとっては受難の日。

昔から暑さを凌ぐために様々な工夫や思考がなされ、
それが日本の文化を育んできたといえます。


夏ツタは瞬く間に葉を茂らせ、伸びていきます。

その旺盛な成長と、耐熱耐寒性で現代では
ビルや人工物の緑化などに活躍しています。

山中では木々に巻きついて繁茂し共生していますが、
行き過ぎて木を枯らしてしまうこともあるようです。

秋の紅葉も見事なもので、錦ツタと呼ばれることもあるようです。


夜叉ぜんまいは山の渓流の際になどに生きるシダ植物。

普通のぜんまいに比べやや小さく、
食用には適さないようです。

清流のそばで涼やかな風に揺れて生きています。
胞子を飛ばして冬には枯れてしまいます。

しかし春にはまた葉をくるっと巻いて出てきます。


いちじくの実が徐々に大きくなってきました。

漢字では「無花果」と書くのは、
花を咲かせずに果実をつけるように見えることからついた名前です。

しかし、この実のように見えるのは[花のう]といって
中に無数の小さな花をもった袋のようなもの。

渡来した江戸時代には、
不老長寿の実と言われていたようです。


日本の蒸し暑い夏を乗り切るために、
衣食住から遊びまで様々な創意工夫が文化として残っています。

今も昔も、ひょっとすると昔の人の方が
夏を楽しく過ごしていたのかも知れません。



株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年7月8日水曜日

店内の盆栽を飾り替えいたしました

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。









左から
真柏    樹齢約40年
姫孟宗竹
コナラ  樹齢約25年

7月7日は七夕の日、
星に願いを込めて短冊に書き竹笹につける。

とはいえこれは旧暦の頃の行事なので、
本来なら8月上旬の頃にあてはまります。

梅雨の最中で星空に恵まれなくとも、
仕方のないことです。

姫孟宗竹は元来の孟宗竹に比べて太くならず、
高く大きく伸び過ぎることもない、
盆栽に適した種類です。

手もとで七夕飾りを楽しむにはこれが一番といえます。
ただし、本来の竹の成長を考えると7月ではまだ葉がそろわず、
やはり8月の旧暦七夕に合わせた頃が最適です。


真柏はそのたくましい生命力を表現するのに、
崖から伸びる姿を見せる懸崖樹形が面白いです。

厳しい季節の間風雪に耐えて、
今はただひたすらに水を吸い上げ光を浴びて
力を蓄えているのでしょうか。


山上の心地良い風を感じる木です。
コナラはどんぐりがなる木です。
今はまだ爪の先ほどの小さなどんぐりの赤ちゃんですが、
秋に向けて徐々に大きくなります。

残念なのはどんぐりと紅葉の時期が
一緒にならないことでしょうか。

紅葉は11月過ぎてから、
どんぐりは10月頃には茶色くなって落ちてしまいます。


7月7日は24節気の小暑、
もうしばらくで梅雨も明けて本格的な夏の到来です。

梅雨前線を押し上げて炎天の夏がやって来ます。


株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年6月15日月曜日

店内の盆栽を飾り替えいたしました

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。









左から
アメリカヅタ  樹齢約20年
ギボウシ
ソロ寄せ植え  樹齢約35年

6月22日は24節気の夏至にあたります。

太陽が一番高い位置にあり、
北半球は昼が一番長くなる日です。

とはいえ梅雨の真っ最中で、
なかなか実感できない頃でしょうか。


アメリカヅタは雨が多いこの時期に、
いっきに繁茂してゆきます。

来たる炎天の前に、
今ぞと蔓を伸ばしつたってどこまでも伸びます。

その生命力たるや、放っておくと隣りの木や物に巻きついて、
終いには引きちぎらないとどうにもならないことになります。

耐暑耐寒も秀逸で恐れ入る生命力、
なるほど、屋号にもなる訳です。


ギボウシは漢字で書くと擬宝珠。

橋の欄干や武道館の玉葱みたいなあの形。

花茎を伸ばした先の蕾の形が似ていることからついた名前です。

山野の木陰でそっと咲く姿、
薄紫色の花はとても清楚です。


ソロの林を思わせる姿は、
避暑地の景色に見えるでしょうか。

水をいっぱい吸い上げているようで、
青葉もみずみずしく、見るだけでマイナスイオンを浴びて、
リフレッシュできるような気になります。

梅雨の長雨も悪くないなんて、
気になるとかならないとか。


植物たちにとっては恵みの雨です。

五月雨は田の神の水がしたたるという意味です。

雨を楽しむ心持ちが大事なのでしょう。



株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年5月15日金曜日

盆栽の飾り替えのお知らせ

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。









左から
山香ばし    樹齢約15年
日光きすげ
いぼた寄せ植え 樹齢約35年

5月21日は24節気の小満にあたります。
万物が成長して気が天地に満ちはじめます。
これは草木が徐々に伸びて生い茂ることを表しています。

山香ばしの瑞々しい若葉も美しく、
スルスルと伸びてゆきます。
枝葉を切ると独特な香りがすることでついた名です。
太陽の光にかざすと透きとおるような薄い葉も、
夏に向けて徐々に厚くなってゆきます。

日光きすげも少し前に芽を出したと思っていたのに、
もう花芽を沢山つけて咲き出そうとしています。
鮮やかな黄色は目を奪われますが、
1日花で萎んでしまいます。
日光と名にありますが、
各地に自生しています。
ですが、霧降高原の群生は実に見事です。

いぼたは北海道から九州までの林や山間に生きる樹です。
モクセイ科でライラックなどの仲間ですから、
良い香りがします。
また、この樹につくイボタロウムシから日本刀の手入れに使う蝋が採れることから、
武士屋敷の庭にはいぼたが植えられていたようです。
お侍さんもきっと庭先のいぼたの花を愛でていたのでしょう。

初夏の若葉の輝き、通る風の爽やかさ。
やがてくる梅雨の前に沢山日を浴びて、
深呼吸してこのつかの間の快適な心地を楽しみましょう。


株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年5月9日土曜日

【道場六三郎 出演情報】
テレビ朝日系「夏目と右腕」毎週土曜日、深夜1時15分から放送
道場六三郎出演の回は、今月末の予定です。
放送日が決まり次第、お知らせします!

2015年4月30日木曜日

盆栽の飾り替えのお知らせ

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。








左から
石楠花 樹齢約10年
風知草
真柏  樹齢約60年

5月6日は24節気のうち夏の第一節気"立夏"となります。

暦ではこの日から8月8日の立秋の前までが夏となります。

夏の始まりは新緑眩しい爽やかな陽気が続きます。


石楠花は高山性で日本でも標高の高い所に自生します。

ツツジ科ですが、花はくす玉のように集まって咲き、
ひとつひとつの花が大きく派手に見えます。

生息域は広く、丈夫で鑑賞用に沢山の品種が出ており、
ヒマラヤには見事な群生地があるようです。


風知草の若葉が繁茂してゆきます。

まだ出たての若葉は薄い黄緑色をしていて、
風にそよぐほどの長さに満たずに立ちあがっています。

別の名を"裏葉草"といい、
茎の根元で裏返って裏側を表にしていますが、
その過程が分かりやすいのではないでしょうか。


真柏は切立った崖などに生きる、
たくましい生命力をもった樹です。

深山ではまだ雪が残っているのかも知れませんが、
短い恵みの季節を精一杯受け止めんと枝葉を伸ばし、
色濃くしています。

厳しい姿の木がしばし、
緩く和やかな顔を見せてくれます。


立夏を過ぎて風薫る季節。

日本の四季は風に乗ってやってくるものです。

夏は薫風。

風に香りがあるわけでなくとも、
山々が青葉で染まり爽快な風が吹けば、
なんとも気持ち良い命の息吹きを感じることでしょう。



株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年4月21日火曜日

盆栽の飾り替えのお知らせ

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。









左から
山香ばし 樹齢約25年
丹頂草
藤    樹齢約40年

4月20日は24節気の穀雨にあたります。
春雨が百穀を潤し、植物は芽吹き青葉を茂らせてゆきます。

山香ばしの若芽も伸びてきました。
まだ出たばかりの若葉は薄く透きとおるような黄緑色をしています。
厚みもなく、簡単にちぎれてしまいそうなほどか弱く繊細で、
ゆえに愛おしく、清らかで美しいものです。

丹頂草も若葉とともに花茎をすっと伸ばし
白く可愛らしい花を見せています。
丹頂鶴が首をすっとあげている姿にかけてついた名のようです。
清らかで瑞々しい姿です。
花が終わって夏になれば、
その葉姿で沢の涼やかな空気を感じさせる飾りとしても良いものです。

藤は日本の原種であり、万葉集でも歌われて、
古くから日本人に親しまれてきました。
蔓性の特性を活かし藤棚として使われたり、
山では他の木に巻きついて繁茂してゆきます。
青葉におおわれた山に紫色が所々にその存在を知らせています。

春深し、次の節気は立夏となり春の終わりを意味します。
梅雨がきて日本のむし暑い夏を前に、ゆく春を惜しむ。
朧月に春のなごりを感じるこの頃です。



株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年1月23日金曜日

盆栽の飾り替えのお知らせ

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。









左から
寒木瓜 樹齢約35年
藪コウジ(十両)
赤松  樹齢約50年

1月20日は24節気の大寒です。
冬の最後の節気であり、
次の2月4日は立春になります。
厳しい冬から、待ち遠しかった春がようやくやってくる、
そんな季節です。

春の訪れを告げる花は梅に始まり、次はこの木瓜でしょう。
梅と言うとまだ寒さ厳しい中に潔く可憐に咲くもの。
対して木瓜の花は鮮やかな朱色で丸みがあって愛嬌があり、
どこか春の温もりを感じさせてくれます。

新春の縁起もので十両とも呼ばれる藪コウジは、
常緑でそのかわいらしい赤い実はとても長持ちです。
まだ色の少ないこの時季に貴重なもの。
外に置くとアッと言う間に鳥たちに食べられてしまいます。
私たちには害でも、
当の藪コウジにとっては種を運んでくれるお使いなのでしょう。

常盤の緑の松たちも、
さすがの寒さで葉色が少しずつ黄色や飴色になってくるものもあります。
それもまた冬らしい姿。
室内の温度でやがて緑に戻りますが、
春は名のみと言うようにしばらくはまだ寒さに耐える季節が続きます。

春とは単なる季節のひとつではありません。
明るい光や幸運、暖かい風、温もりそれらすべての象徴であり、
それを心待ちにしている人の想いがあります。

私にも皆様にも良い春が来ますように。



株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年1月22日木曜日

「銀座百点会」に加入いたしました

このたび銀座の発展を目指す「銀座百点会」に加入しました。

「サービス・信用とも百点の街を目標に、
銀座の発展に寄与し、<世界の銀座>の実現に努力する」
という銀座の店舗などの集まりです。

懐食道場も「銀座百点」という、
1955年創刊の銀座の老舗タウン誌に掲載されました。



2015年1月8日木曜日

ルーシー・リーの展示作品を飾り替えいたしました

懐食みちばでは、銀座にありながらも心地よい四季の移ろいを感じ、
そして楽しみながらお食事をゆっくりと味わっていただけるようにという、
道場六三郎の思いから、盆栽と陶芸家ルーシーリーの作品を常時展示しています。

ルーシー・リーの展示作品を飾り替えいたしました。
新しい年にふさわしい華やかな三種の器を展示させていただいております。
ぜひこの機会に一度、お食事とともにゆっくりとご覧いただければと思います。


1 緑釉の鉢 磁土 c.1976

口縁にブロンズ釉を塗り両側に流れている。
ルーシーの特徴である白く残された高台は
緊張感を与えて視覚を惹きつける。



2 白釉の花生け 磁土 c.1972

ルーシー・リーの好んだ白釉のひとつだが、
中でもこの作品は、よく見ると淡いブルーのスパイラルがあり
極めて魅力的な一点だ。



3 マンガン 釉象嵌/掻き落しの鉢 磁土 c.1975

内側はブロンズ 釉の掻き落し、 外側はマンガンの象嵌で
コニカル・ボールと呼ばれる形。



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LUCIE RIE (1902-1995)
ルーシー・リーは、20世紀の初めにウィーンで生まれ、英国で活躍された女流作家です。
ルーシーの器は、モダニズムに基づくシンプルな形態と 極限まで削ぎ落とされた装飾が特徴といえます。ルーシーの静寂なときを刻むような器はロンドンで高く評価され、88歳で病に倒れるまで豊かな表現力に培われた作陶を行いました。日本では、90年代に草月会館で個展が開かれ、現代、日本の陶芸家に多大な影響を与えています。