2015年4月30日木曜日

盆栽の飾り替えのお知らせ

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。








左から
石楠花 樹齢約10年
風知草
真柏  樹齢約60年

5月6日は24節気のうち夏の第一節気"立夏"となります。

暦ではこの日から8月8日の立秋の前までが夏となります。

夏の始まりは新緑眩しい爽やかな陽気が続きます。


石楠花は高山性で日本でも標高の高い所に自生します。

ツツジ科ですが、花はくす玉のように集まって咲き、
ひとつひとつの花が大きく派手に見えます。

生息域は広く、丈夫で鑑賞用に沢山の品種が出ており、
ヒマラヤには見事な群生地があるようです。


風知草の若葉が繁茂してゆきます。

まだ出たての若葉は薄い黄緑色をしていて、
風にそよぐほどの長さに満たずに立ちあがっています。

別の名を"裏葉草"といい、
茎の根元で裏返って裏側を表にしていますが、
その過程が分かりやすいのではないでしょうか。


真柏は切立った崖などに生きる、
たくましい生命力をもった樹です。

深山ではまだ雪が残っているのかも知れませんが、
短い恵みの季節を精一杯受け止めんと枝葉を伸ばし、
色濃くしています。

厳しい姿の木がしばし、
緩く和やかな顔を見せてくれます。


立夏を過ぎて風薫る季節。

日本の四季は風に乗ってやってくるものです。

夏は薫風。

風に香りがあるわけでなくとも、
山々が青葉で染まり爽快な風が吹けば、
なんとも気持ち良い命の息吹きを感じることでしょう。



株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年4月21日火曜日

盆栽の飾り替えのお知らせ

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。









左から
山香ばし 樹齢約25年
丹頂草
藤    樹齢約40年

4月20日は24節気の穀雨にあたります。
春雨が百穀を潤し、植物は芽吹き青葉を茂らせてゆきます。

山香ばしの若芽も伸びてきました。
まだ出たばかりの若葉は薄く透きとおるような黄緑色をしています。
厚みもなく、簡単にちぎれてしまいそうなほどか弱く繊細で、
ゆえに愛おしく、清らかで美しいものです。

丹頂草も若葉とともに花茎をすっと伸ばし
白く可愛らしい花を見せています。
丹頂鶴が首をすっとあげている姿にかけてついた名のようです。
清らかで瑞々しい姿です。
花が終わって夏になれば、
その葉姿で沢の涼やかな空気を感じさせる飾りとしても良いものです。

藤は日本の原種であり、万葉集でも歌われて、
古くから日本人に親しまれてきました。
蔓性の特性を活かし藤棚として使われたり、
山では他の木に巻きついて繁茂してゆきます。
青葉におおわれた山に紫色が所々にその存在を知らせています。

春深し、次の節気は立夏となり春の終わりを意味します。
梅雨がきて日本のむし暑い夏を前に、ゆく春を惜しむ。
朧月に春のなごりを感じるこの頃です。



株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵