2015年11月30日月曜日

盆栽を飾り替えいたしました

師走の訪れを感じる盆栽たちです。
是非お食事と共にお楽しみください。





上から
真柏石付き 樹齢約50年
風知草
冬椿    樹齢約35年

11月23日で小雪となり、12月7日には大雪となります。
寒さが日に日に厳しくなり、山々だけでなく平地にも雪が降り出す頃となります。

冬椿は雪でも降ろうかという寒さの中、蕾を膨らませ咲き始めています。
サザンカも同じツバキ科の植物ですが、散り方など若干の違いがあります。
ともあれこの寒さの中咲くことと、日陰でもちゃんと育ち花芽をつけるので、海外でも人気があり沢山の品種が開発されています。

風知草も春の萌え出でる頃から秋の穂をあげた姿まで目を楽しませてくれましたが、最後に綺麗な紅葉を見せてくれています。
まもなく冬枯れしてしまえば元から刈取り、冬の間は休眠状態になります。

真柏の石付きは原生する姿そのままを表現しているようです。
とはいえ、現在の山の真柏は雪に覆われていたり、寒さで緑の葉が茶色く変色していることでしょう。
鉢の中で人の管理に置かれていることは、とりようによっては樹にとって幸せなことかも知れません。

いよいよ本格的に寒さが厳しくなってゆきます。
熊などの冬眠する動物は眠りにつきます。

人間もコタツなどの暖房器具を引っ張り出してきて、そこから離れられなくなってしまう事象が発生する頃でしょうか。



株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年11月13日金曜日

盆栽の飾り替えをいたしました

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。










































上から、
黒松  樹齢約50年
野紺菊
紫式部 樹齢約20年

11月8日で立冬を迎え、季節は冬となります。
とはいえまだ秋の名残りが感じられ、晴れた日などは行楽日よりといえる暖かさ、かと思えば冷たい時雨があったりとそうこうしながら冬が深まって行くのでしょう。

紫式部は木枯らしにあって落葉し、枝々の実があらわになり紫色が誠に美しく見えます。
平安時代の美人作家の名を戴いたこの植物は、紫色の実をびっしりとつけることから「紫敷き実」と呼ばれていたものが、
いつからかその美しい色合いと気品のある姿から、そう呼ばれるようになったようです。

道端から渓流の側にまで広範囲に生息する野紺菊は最も一般的に見ることができる野菊でしょう。
成長が早く丈夫で地下茎をどんどん伸ばし、あちらこちらに芽吹くので容易に群生してゆきます。
春のサクラに対して秋の花の代表となる菊は皇室の家紋にも使われており、日本には欠かすことのできない花ものです。

黒松も今年の新葉が硬くぴんと立ち上がり実に清々しく見えます。
周りの樹々が落葉してゆく中、常盤の緑をより冴えわたらせて、真打ち登場と言わんばかりの凛々しい姿です。

海辺に生きる黒松は防風林などのため古くから植林され、日本の百景にも選ばれている松原がいくつかあります。
三保の松原に、陸前高田の高田松原もそうです。
風を感じる姿は自然の景そのままです。

冬が立つ、正にここから立春までが冬となります。
ただ冬の本番はもう少し先、今は備えを万全にする時なのでしょう。
備えが過ぎてか過食気味になるのは、食べ物が美味しい季節のせいでしょうか。




       

株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵

2015年11月6日金曜日

盆栽の飾りがえをいたしました

店内の盆栽を飾り替えいたしました。
是非お食事と共にお楽しみください。








上から、
真柏      樹齢約60年
ススキ
ツルウメモドキ 樹齢約40年

10月24日で24節気の霜降となり、秋最後の節気、次は11月8日の立冬で暦の上では冬が始まります。
霜が降りる現象は空気中の水蒸気が地表近くで凍るために起こり、上空で凍ると雪になります。
とはいえ、霜が降るにはまだもう少し先のようです。

日当たりの良い林などに自生するツルウメモドキは、その名にあるように他の植物に巻きついて上に伸び成長します。
晩秋の頃、黄色い実が裂けて中の赤い種を見せる姿はとても可愛らしく、生け花などにも使われています。
冬になって枝いっぱい赤く色づくことから、ウメモドキの名を頂いているのでしょう。

25日は十三夜でした。十五夜の中秋の名月と共に後の月も見ることは、秋の月見で忘れてはいけないことでしょう。
ススキの穂も終わりに近くなりましたが、これもまた晩秋の雰囲気があり良いものです。

真柏の根元立ち上がりの幹は捻転して、もの凄い力をためているように見えます。
重たい雪が枝々にのしかかっても、強力な風がすべてを吹き飛ばそうとしても、しっかと根を張り、不動の姿勢を見せています。
厳しい冬を目前にして、気持ち葉がキリッとしまってきた印象があります。

過ぎ行く秋を感じつつ、後に控える厳しい冬に備えて植物も動物も人間も、いそいそと支度に追われるようです。

そうして秋はいつも足早に去っていくようです。


       

株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵