真柏 樹齢約60年
アヤメ
藤 樹齢約15年
4月20日で穀雨を迎え、春の雨が田畑を潤し、穀物の成長を助ける恵みの雨となる頃です。
九州地方では大地震にみまわれ、雨は避けたいところです。
なんとか多くの人の無事と早い復旧が望まれます。
藤は日本の原種であり、万葉集でも歌われて、古くから日本人に親しまれてきました。
蔓性の特性を活かし藤棚として使われたり、山では他の木に巻きついて繁茂してゆきます。
青葉におおわれた山に紫色が所々にその存在を知らせています。
アヤメも咲き出しました。
「いずれが文目か杜若」というようにアヤメ、花菖蒲、杜若といずれも似たような花ですが、花弁の中央部に網目模様が見えるものがアヤメです。
どちらも確かに美しいものです。
真柏は深い山の崖のような場所でも生きるたくましい生命力をもっています。
雷や突風に打ち倒され、舎利といわれる骨のような木の芯の部分が現われ、それでも生き続ける力があり、舎利はまるで彫刻されたアートのようでもあります。
春深し、次の節気は立夏となり春の終わりを意味します。
梅雨がきて日本のむし暑い夏を前に、ゆく春を惜しむ。
朧月に春のなごりを感じるこの頃です。
株式会社エスキューブ
銀座雨竹庵
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