2016年10月11日火曜日

ルーシー・リーの展示作品を飾り替えいたしました

懐食みちばでは、銀座にありながらも心地よい四季の移ろいを感じ、
そして楽しみながらお食事をゆっくりと味わっていただけるようにという、
道場六三郎の思いから、盆栽と陶芸家ルーシーリーの作品を常時展示しています。

ルーシー・リーの展示作品を飾り替えいたしました。
ぜひこの機会に一度、お食事とともにゆっくりとご覧いただければと思います。



1 ピンク掻き落としの鉢磁土 磁土 late 1970s

ゴールドの釉薬にピンク、トルコブルーの掻き落としを施した華麗な鉢。
70年代後半からルーシー・リーの器は様々な色使いを見せる。
い高台に掻き落としや象嵌のデザインを施した直線的輪郭の器。


Porcelain footed bowl with pink
Sgraffito / Sugiyama Collection




2 溶岩釉の鉢陶土 陶土 c 1960

厚く塗ったグレイの溶岩釉が、重なり合い流れる寸前で固まっている。
ルーシー・リーの代
表的なシリコンカーバイドを加えた釉薬。
内側の
見込みは、無釉。淡いブルーグリーンの帯があり非常に表情豊かな釉薬だ。

Oval bowl of Volcanic glaze











2016年10月4日火曜日

秋深まる景色を盆栽にてお楽しみください



カリン 樹齢約30年
エノコログサ
黒松寄せ 樹齢約40年

秋分を過ぎ10月8日には寒露を迎え、暦の上では徐々に秋深まってゆく季節です。
とは言え、旧暦と新暦のずれに温暖化の影響もあってか、まだまだ夏のなごりが絶えません。

カリンは昔に中国からやって来たもので、生薬や果実酒として利用されてきました。
実はもちろんのこと、新葉の美しさから薄桃色の花、秋には見事に紅葉して、
冬には落葉後の枯木立、幹姿も美しく特徴的です。庭木や園芸、特に盆栽では人気のある樹種といえます。
今付いている実はこれから黄色く熟して、とても甘い香りを辺りいっぱいに漂わせます。

空き地や原っぱでふさふさ毛ばだった花穂を取って遊んだ記憶がある方も多いでしょう。
猫じゃらしと言ったほうが、ピンとくる人は多いかも知れません。
エノコログサはイネ科の植物で穀物の粟の原種とされています。

黒松も春に出てきた新芽が葉となり立派に出そろいました。
彼岸明けの頃にはしっかりと養分をとって、飾れるようになります。
松林の景色を見せるつくりで、そっと目を閉じて松風に耳を傾けてみるのも良いでしょう。

秋深まり、実が熟し紅葉が始まり、山々は錦に色づき始めます。
動物たちは冬に備えて懸命に蓄えて、魚も脂がのって美味い時期です。
食欲の秋に芸術の秋と私たちもある意味肥えていきそうです。
スポーツの秋とはそういう意味も含んでいるのでしょうか。