2017年6月23日金曜日

盆栽が新しくなりました。




         カラマツ 樹齢約35年
         菖蒲
         青枝垂れもみじ 樹齢約40年

6月21日は24節気の夏至にあたります。
太陽が最も高く昇る日で、昼が一番長く夜が短い日です。
とはいえ梅雨の只中にあって太陽はなかなか顔を出しません。
人には鬱陶しい長雨ですが、植物にとっては恵みの雨、この期にグングンと水と養分を吸い上げて枝葉を伸ばしてゆきます。

カラマツは日本固有種で、日本で唯一の落葉針葉樹です。
松なのに落葉するという面白い樹種で、毎年出てくる青葉の色合いは群をぬいて素晴らしいです。
新緑の美しさもさることながら秋の黄金色になった姿もとても良いものです。

菖蒲は北海道から九州まで分布し、各地の公園や菖蒲園で見頃を迎えています。
「いずれは菖蒲か杜若」と似ていてどちらも美しいことをいいますが、昔から人々に親しまれてます。

青枝垂れもみじは数あるもみじの品種の中でも、ひと際人気のあるものです。
切れ目の深い葉は涼やかで、この時期は雨の雫が一葉一葉に垂れて、より赴きある姿にしています。

雨の日が多く室内に籠りがちになる季節にも盆栽を愛でて楽しむもひとつ、
雨の景色を見て、草木を打つ雨の音に耳を澄ませるのも梅雨の楽しみ方になるのではないでしょうか。


森前 誠二

2017年6月12日月曜日

季節の盆栽お楽しみください





      ノリウツギ 樹齢約20年
      早苗 (コシヒカリ)
      桧寄植え  樹齢約50年

6月5日で芒種となり、田んぼもすっかり稲が植えられ、
水面はキラキラと反射して初夏の美しい景色を見せています。
日本の風土や文化は稲作が中心になってきたものです。
一年を通して祭りや儀式の多くは稲作が関わっており、生活の軸になっていました。
知り合いの農家の方から実際に使うコシヒカリの早苗を譲っていただき、植え込みました。

ノリウツギは見た通りアジサイの仲間です。
北海道から九州まで広く分布し、野山に湿地に岩場にも広範囲に生息する、
とても丈夫で成長の早い樹です。樹液から和紙に使う糊を採っていたことでこの名がついたようです。
アジサイよりも少し遅れて咲くとても涼しげ花姿です。

桧林を思わせる寄せ植えの盆栽です。
桧の歴史は古く、弥生時代から桧の材木は随一とされ、
神社仏閣の多くにヒノキ材が使われています。
桧の人工林は各地に多く点在しており、里山の原風景といえます。
桧林が雨にけむる風景を想像してみると日本の梅雨の景色のひとつとも言えるでしょう。

気象庁からは6月7日から梅雨入りとの発表がありました。
から梅雨では水不足になってしまいますし、酷い豪雨での災害は困ります。
程良い梅雨を願うばかりです。