2017年7月24日月曜日

盆栽をお楽しみください







真柏石付き  樹齢約30年
リョウブ  樹齢約4年
ニレケヤキ 樹齢約40年

7月23日で24節気の大暑をむかえ、暑さの極みとなります。
人も動物も植物もここを乗り切るために、活動を控えてじっと息を殺して耐え忍ぶようです。

真柏の石付き盆栽は実際の自生地をイメージして造られた創作盆栽といえます。
山奥の切り立つ崖の岩にしがみついてたくましく生きている姿です。
その地の清らかな空気も感じられるようです。

リョウブはこの夏期に白い小花を房になって咲かせる見て涼やかなありがたい樹です。
北海道から九州にかけての山地に分布し、丈夫で成長も早く園芸向きな樹種といえます。

ニレケヤキはケヤキと同属で葉が小さく矮小にでる品種です。
ケヤキと同じく丈夫で芽吹き旺盛なのでボサボサになりやすい、少し手間のかかる樹です。
葉は照りがあってケヤキよりも緑が綺麗でイキイキして見えるようです。

暑さの盛り、炎天とは大げさでなく、ここのところの気象は異常に感じられます。
日焼けは人だけでなく植物にも被害が出ます。
秋の紅葉のためにもほどほどにしていただきたいものです。


2017年7月7日金曜日

盆栽が新しくなりました。





         ソロ 樹齢約50年
         姫孟宗竹
         真柏 樹齢約70年


7月7日は24節気の小暑、そして五節句のひとつ七夕です。
梅雨明けも間近となり、暑い夏が訪れます。
七夕は豊作を祖霊に祈るお盆行事の一部でもあり、笹は精霊が宿る依り代とされてきました。
願い事を短冊に書いて笹の葉に吊るし、星にお祈りするのも中国伝来のものと日本文化が合わせてできたものです。
姫孟宗竹は元来の孟宗竹に比べて太くならず、高く大きく伸び過ぎることもない、盆栽に適した種類です。
手もとで七夕飾りを楽しむにはこれが一番といえます。

ソロは盆栽界での名ですが、一般にはアカシデといい、
北海道から九州までの山地や丘陵地に自生しており、庭木や公園樹などにも植えられています。
新芽と共に花が咲き種子ができます。新芽が赤く色づいて出ること、
そして花が注連縄(しめなわ)などに使われる紙垂(しで)に似ていることから「アカシデ」と呼ばれるようになったようです。
初夏の涼やかな緑もさることながら秋の紅葉も美しく、四季を通して楽しめる樹と言えます。

真柏は深い山の崖のような場所でも生きるたくましい生命力をもっています。
雷や突風に打ち倒され、舎利といわれる骨のような木の芯の部分が現われながらも捻転し枝葉を伸ばしています。
舎利はまるで彫刻されたアートのようでもあります。深山の清らかな空気を纏い、
そこにあるだけでまわりの空気がピリリとひき締まるようです。

本来、七夕は旧暦の行事です。今は梅雨の晴れ間を期待しましょう。
もしも雨や曇りでも 8月28日の旧七夕にお願いすれば大丈夫。
その頃にはきっと、満天の星空で、織姫と彦星も会うことができるでしょう。

森前 誠二