2018年3月19日月曜日

盆栽をお楽しみください





      おかめ桜 樹齢約40年
      レンギョウ 樹齢約10年
      五葉松  樹齢約70年

3月21日は春分。
昼と夜が同じ長さになる日、そして彼岸の中日でもあります。
中国の故事ではこの日、水や雨を司る竜が天に駆け昇るといわれます。

おかめ桜はカンヒザクラとマメザクラを交配して作られた早咲きの園芸種です。
ほんのりと紅く染まっておかめ顔ということでしょうか。
ここから続々と桜が咲き始めます。

桜に押されがちですが、レンギョウも咲き始めました。
漢字で書くと「連翹」となります。
翹はキジの尾羽をいい、鮮やかな黄色が連なって咲く姿を表しているのでしょう。
眩しいほどの黄色が目に飛び込んできます。
五葉松も春の陽気で青味が増してきたようです。

常盤の緑の五葉松、なんの変化もしない松と思われがちですが、しっかりと春の陽気にふれて新芽を伸ばします。
芽が動き始めると、そこからは芽がかたまる秋の彼岸頃まで、
日の光りに沢山あたらなければならないので室内展示は控えるようになります。

暑さ寒さも彼岸までというように、寒の戻りも次第に収まり、動物も植物も一気に動き出します。
「春が来た!春が来た!」と鳥は歌い、大地に気が満ちてゆきます。




銀座雨竹庵


2018年3月6日火曜日

盆栽が新しくなりました。





五葉松 樹齢約60年
春蘭 (シュンラン)
木瓜  樹齢約40年


3月3日は桃の節句、ひな祭りです。
女の子の幸せを願って雛人形を飾り、桃の花を飾ってお祝いする日です。
ここは桃の花を飾りたいところですが、そもそも旧暦の行事をそのまま現在の暦にあててしまっているので、
実際の事象とひと月ずれてしまっています。
本来、桃の花が咲き始めるのは4月の半ばからですので、代わりに木瓜を桃の花に見立てて飾りました。

春蘭は雑木林などの足元に自生する野生蘭で、春の3月頃、茂みの中から茎を伸ばして花を咲かせます。
江戸時代の頃から盛んに愛培されてきた古典園芸植物であり、
現在も愛好家の間で珍種や奇形種が高値で取り引きされています。

寒い中でも常盤の緑を保つ松は、日本人の持つ精神性や信仰心の象徴となってきました。
中でも五葉松は黒松や赤松に比べ葉が短く凛としていて、葉組みが綺麗にまとまり、
松の中では千両役者ばりに絵になる姿をしています。

だいぶ暖かくなってきましたが、まだ寒の戻りもあるようです。
春の花々も次第に咲き始めますが、うっかり出てしまった葉芽が寒さにやけてしまうこともあるくらいですので、
人間も気をつけましょう。


銀座雨竹庵