2018年6月18日月曜日

盆栽が新しくなりました







コナラ 樹齢約25年
ヤマアジサイ
夏ヅタ  樹齢約25年
ホタルブクロ
真柏  樹齢約80年

6月21日は24節気の夏至にあたります。
太陽が最も高く昇る日で、昼が一番長く夜が短い日です。
とはいえ梅雨の只中にあって太陽はなかなか顔を出しません。
人には鬱陶しい長雨ですが、植物にとっては恵みの雨、この期にグングンと水と養分を吸い上げて枝葉を伸ばしてゆきます。
里山の雑木林も雨でしっとりして瑞々しくなります。

コナラは日本及び朝鮮半島を原産とする落葉樹でクヌギと共に雑木林の代表格です。
絵に描いたような形のドングリができ、里山の生き物の貴重な食糧となるほか、
シイタケのホダ木、薪、家具材として大変に馴染みが深い樹木です。

山あじさいは別名で沢あじさいといわれ、山の沢や谷など、しっとりと湿気のある所に自生しています。
一般にあじさいと言うと丸い球形に咲く西洋アジサイをイメージされる方も多いかもしれませんが、
日本に自生する山あじさいの可憐で楚々とした美しさも良いものです。

蔦はたくましい生命力を持った樹です。
山では樹や岩に街中ではビルの緑化にあらゆる所に張り付きつたって生きています。
今は雨に濡れてみずみずしい青葉を繁らせてゆき、夏の暑さにじっと耐え、秋には美しく紅葉してくれます。

ホタルブクロはキキョウ科の多年草で、梅雨時の6,7月頃に各地の山野の道端や土手で釣鐘型の花を咲かせます。
子供が蛍を入れて遊んでいたことからついた名前のようです。

深山の崖などに生きる真柏も雨をうけて喜んでいるかのように青々としてきました。
白い骨のようにも見える舎利は、風雪で倒され、または雷に打たれできるもの。
恵みの雨が一変して台風などにならぬよう天に願うは人ばかりではないようです。




銀座雨竹庵

2018年6月5日火曜日

盆栽が新しくなりました






    ヤマモミジ 樹齢約50年
    早苗 (コシヒカリ)
    真柏  樹齢約60年
    コバノギボウシ
    桧  樹齢約30年

6月6日で24節気の芒種となり、田んぼもすっかり稲が植えられ、水面はキラキラと反射して初夏の美しい景色を見せています。

ヤマモミジの葉はまだ出そろったばかり。
薄い葉をいっぱいに広げて日光を浴びて、透きとおるようです。
次第に緑濃くなってゆくのでしょう。

日本の風土や文化は稲作が中心になってきたものです。
一年を通して祭りや儀式の多くは稲作が関わっており、生活の軸になっていました。
知り合いの農家の方から実際に田植えするコシヒカリの早苗を譲っていただき、植え込んでみました。

真柏は深い山の崖のような場所でも生きるたくましい生命力をもっています。
雷や突風に打ち倒され、舎利といわれる骨のような木の芯の部分が現われ、まるで彫刻されたアートのようでもあります。
厳しい環境に生きる真柏も暖かい日差しを浴びて緑が生き生きとしてきました。

ユリ科のコバノギボウシはオオバギボウシと比べて葉が小さいのが名前の由来。
全国の山地や湿地に自生しています。
草陰から首を伸ばして咲く薄紫の花は夏の定番といえます。

桧林を思わせる寄せ植えの盆栽です。
桧の歴史は古く、弥生時代から桧の材木は随一とされ、神社仏閣の多くにヒノキ材が使われています。
桧の人工林は各地に多く点在しており、里山の原風景といえます。

沖縄から四国まで梅雨入りは迫っていますが、関東はいつになるのでしょうか。
長梅雨も嫌なものですが、空梅雨も困ります。
災害が起こらないことを祈るばかりです。



銀座雨竹庵