2018年7月13日金曜日

店内の盆栽が新しくなりました






      ツリバナマユミ 樹齢約15年
      リョウブ       樹齢約6年
      イチョウ       樹齢約40年
      風知草とミソハギ
      桧             樹齢約50年


7月23日で24節気の大暑をむかえ、暑さの極みとなります。人も動物も植物もここを乗り切るために、活動を控えてじっと息を殺して耐え忍ぶようです。

吊花まゆみは名の通り、実が吊り下がっています。
この実はこれから徐々にピンク色に色づいていき、秋深まる頃くす玉が割れるようにぱっと開いて中の赤い種子を見せてくれます。今はまだ青実ですが、風で揺すられる姿は見ていてとても涼やかです。

リョウブは北海道南部から九州にかけて自生する落葉性の小高木です。
初夏〜夏にかけて白い小花を穂状に咲かせます。古木になると幹の表皮が剥がれて表れる滑らかな幹肌は美しく、床柱などに使われる良い材になるのだそうです。
また、芽吹いたばかりの新葉はアクがなく食用として、天ぷらやご飯に混ぜてリョウブ飯として食べられるとのこと。

イチョウは中国原産の裸子植物。街路樹や公園など全国で普通に見かける樹木ですが、分類上は特殊な樹木です。
世界古来の樹木で一度氷河期にほぼ絶滅し、現在のイチョウは生きる化石と言われています。
そんな存在がこんな身近にあることに気づいている人は少ないかも知れませんが、イチョウはただ平然と青葉をたたえています。
夏に涼を呼ぶ草物の定番といえる風知草とミソハギの混成です。
ミソハギを漢字で書くと「禊萩」といって、禊に使われる萩に似た花を咲かせることからきており、お盆飾りによく使われています。お盆の時期に長い間ゆっくり咲いてゆくミソハギは、田んぼの畦や湿地帯などの日当たりのよい水辺を好む、多年草です。

桧の歴史は古く、弥生時代から桧の材木は随一とされ、神社仏閣の多くにヒノキ材が使われています。
よって桧の人工林は各地に多く点在しており、里山の原風景を感じられます。
田舎へ帰ったおり、涼やかな冷気が漂う暗い桧林は少し近寄りがたい雰囲気を感じたものです。

暑さの盛り、炎天とは大げさでなく、ここのところの気象は異常に感じられます。
日焼けは人だけでなく植物にも被害が出ます。秋の紅葉のためにもほどほどにしていただきたいものです。



銀座雨竹庵






2018年7月3日火曜日

盆栽が新しくなりました







7月7日は24節気の小暑、そして五節句のひとつ七夕です。
梅雨明けも間近となり、暑い夏が訪れます。

七夕は豊作を祖霊に祈るお盆行事の一部でもあり、笹は精霊が宿る依り代とされてきました。
願い事を短冊に書いて笹の葉に吊るし、星にお祈りするのも中国伝来のものと日本文化が合わせてできたものです。
姫孟宗竹は元来の孟宗竹に比べて太くならず、高く大きく伸び過ぎることもない、盆栽に適した種類です。
手もとで七夕飾りを楽しむにはこれが一番といえます。

ヤマモミジは植物学上はカエデ科カエデ属であり、カエデの中でも葉の形状の特徴から
切れ込みが深いものなどをモミジと呼ばれているようです。
漢字で紅葉と書いてモミジと読みますが、秋の紅葉に劣らず青葉にも清々しい風情があり良いものです。

富貴蘭は日本原産のラン科フウラン属で低山地帯の樹林の木のうろや又などに着く着生植物です。
江戸時代より葉変わりや斑入りのものなどを選別・命名して栽培され、それらを富貴蘭と呼び、
愛好されている古典園芸植物です。
葉芸もさることながら、初夏に咲く花が可憐で美しく、香りもよいので、一般の植物愛好家からも人気のランです。

十和田アシは沼や湿地に群生する多年草です。
葉に白の縦縞斑が入り、涼感が有り風に揺られる姿に風情を感じられます。
8月を過ぎると葉が紅葉し花穂が出てきて秋草の彩りになります。

真柏も緑濃くなり力が満ちているように見えます。
梅雨明けを間近に、間も無く来るであろう炎天に備えているかのようです。
真夏になるといったん眠ったようになってやり過ごす性質があり、その時までは水を吸い上げ枝葉を伸ばしています。

最新のニュースでは関東は早くも梅雨明けが発表されたようで、空梅雨は今後の水不足を呼ぶことにならないか
いささか心配です。


銀座雨竹庵