2019年1月23日水曜日

店内の盆栽が新しくなりました







玉之浦椿(タマノウラツバキ) 樹齢約20年
イワオモダカ
野梅(ヤバイ)  樹齢約50年
長寿梅(チョウジュバイ)  樹齢約25年
赤松(アカマツ)  樹齢約30年

1月20日で小寒から大寒へと節気は変わり、寒さもより厳しくなって行きます。
暦では寒さのピークであり、その次の節気は"立春"つまり春となります。

赤地に白の覆輪が入るとても可愛らしい花を見せる玉之浦椿です。
長崎県五島列島のひとつ福江島の玉之浦町にて、山に入った炭焼き職人が見つけだした幻の椿。
そこから世に広まり、今では国際ツバキ名鑑の巻頭を飾る世界的な名花として広く知られています。

イワオモダカはシダ植物の仲間で木や岩に着生して生きています。
葉の形は個体によって変化があり、珍しいものを収集する愛好家もいるようです。
常緑ですが冬の寒さと乾燥でしおれてしまうこともあるようで、保護が必要になります。

野梅は交配種ではなく野生種に近いものを言います。
交配種に比べて楚々として品があり、香りも少し強めかも知れません。
幹や枝ぶりも古く、荒々しい自然の力を思わせるような荘厳な雰囲気があります。
花物盆栽のなかでは別格、松にも負けない存在感があります。
縁起の良い長寿の名はこの樹が四季咲きの性質をもっていることからきています。
少しずつ咲いては散りそばから次の蕾が膨らんでいく、そんな様子から長寿と名付けられたのでしょう。
そして長寿梅がクサボケの仲間なのに梅と冠したのは、花型の良さと葉の形が似ているところからきています。

赤松の林のような姿です。黒松が海岸沿いに生きるのに対し、赤松は内陸の野山に生きる松です。
秋の味覚松茸が採れるのも赤松林からです。
赤松は古くなると樹皮が赤みを帯びてくる特徴があり、その名の由縁です。




銀座雨竹庵



2019年1月15日火曜日






姫椿(ヒメツバキ) 樹齢約30年
富貴ノ塔(フキノトウ)
野梅(ヤバイ)  樹齢約60年 
藪柑子(ヤブコウジ)
五葉松(ゴヨウマツ)  樹齢約120年

あけましておめでとうございます。新たな年の始まりは心も新たになれるものです。
新しい気持ちでものを見聞きすると、盆栽にも新しい発見があるのかも知れません。

姫椿も蕾の先がわれて薄ピンクの花が今にも咲きだしそうです。
椿の種類は沢山あり、色や形、早咲き遅咲きから、それらを交配させたものなど、様々です。この椿は早咲きで小型、薄ピンク色に咲く人気の種類です。

款冬・蕗の薹(フキノトウ)はわたくし共の初春の名物飾りとなっております。
あて字で"富貴ノ塔"と書き、富の貴い芽が出る。そしてその形を橋の欄干にみる宝珠に見立て、宝の芽が出ますようにと縁起の良い飾りです。

野梅は交配種ではなく野生種に近いものを言います。
交配種に比べて楚々として品があり、香りも少し強めかも知れません。
幹や枝ぶりも古く、荒々しい自然の力を思わせるような荘厳な雰囲気があります。
花物盆栽のなかでは別格、松にも負けない存在感があります。

藪柑子(ヤブコウジ)は別名「十両(ジュウリョウ)」といい、万両、千両と並び"財を成す"縁起物として古くから親しまれています。
江戸時代には愛好家が様々な品種を出して楽しんでいたようです。

語呂合わせで「お客様の御用をお待ちします」という心を込める新年の飾りにはちょうど良い五葉松です。
読んで字の如く、ひとつの芽から針葉が5つ出るもので、他の松類と分ける特徴といえます。
葉が細かいことで樹をより大きく見せるとともに、棚といわれる葉組みが作り易く、盆栽として理想の形を求められる。
いわゆる盆栽の王道を行く素材といえます。
黒松、赤松に並び、松盆栽の代表といえる五葉松には力強さの中にも雅やかな品格が感じられます。

銀座雨竹庵